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土曜の夜


仕事真っ最中の夕刻
友人から携帯にメ−ルが届く。


  仕事中?  どっか走りにいかへん?




日本語微妙におかしくないか?
仕事中には行けないだろ  よっぽど行きたい事情でもない限り・・・


日曜休みを申請してみたが却下

しかたないので、ネットで深夜までやってる温泉探して
単車で夜の温泉探し旅に出発。


今回の 旅のお題

  「伊豆半島の海沿いを走って温泉目指そう」




21時に神奈川に住む友人にあわせ神奈川県で待ち合わせ。

ボンヤリ友人を待つ。

爆音撒き散らし友人が登場。

まる2年程かな、
自分の単車をほぼ無改造仕様にしている為に、
友人の単車の音が一層けたたましく感じる・・・




・・・・・・ いいな〜〜


ああ 駄目人間    うはは。



実際単車ってね〜 車しか運転した事無い人に
軽く(命が)見られる傾向があるので、
その存在感を強める為に目立つ色の服着たり、
少々大きめの排気音出して走ってて
丁度良い位なんですよね


色んな人や車両が共存している公道を走るなら、
何に乗るにしても、歩行者、自転車、単車に乗用車
トラックなんてのに一通り乗った方が良いよな
なんて事を昔から呟いてる私です。

最初の休憩



走り出しは元気良かった友人

見る見るペ−スは落ち、走りに精彩を欠く。
そしてついにはコンビニの明かりに吸い寄せられてしまった。

なんと 
友人が本格的に花粉症になったそうだ。

あわせて、昼間の陽気に夜の気温を見誤ったらしく
珍しく薄着だった為に、鼻水が滝の様。



目も苦しいらしい。



鼻にティッシュをつめ、地図とにらめっこ。
地図と一緒に時計も睨みつける


行くか戻るか・・・・

おっと そう言えば本日の走行中に
7万キロを超えた我が愛車君。


23:30を超えて、深夜の気配が強くなる。


実は、
走るのが伊豆半島だし、温泉街も走り抜ける事になるのだから、23時や24時ぐらいならやってる温泉もあるだろうし、目的地に着くまでに見つけたらそこに入れば良いか、と思っていたんです。


しかし!


なんと一度も観光地らしい明かりを感じる事は無く
温泉など軒並み火を落として暗闇に沈んでます。
これが温泉地 観光地の姿なのかと驚いた。

看板の明かりに誘われて駐車場へ入るものの
玄関は閉ざされ、人の気配さえ無い。




ま〜 行ける所まで行こうって事になり、
友人先頭で走り出したが、やはりどうにも走りにキレが無い。

そんな 友人の後姿


って 何が何やら判りませんよね
すみません 暗くて手ブレしまくり

辛いであろう友人には申し訳ないが

私は結構楽しんでしまってます。



存在するのかさえ怪しい温泉
それを目指し 夜 単車を走らす

そんな間抜けな状況が楽しくてね
うはは

海。

まっくらで手ブレしまくりですが、
黒とオレンジの狭間に海が存在しています。

何度目かの休憩

休憩と言う名の 鼻ティッシュ交換



お互い、行って後悔する事も楽めて、
又、諦める時はスッパリ諦める人間なのに、
珍しく先に進むか戻るかで悩む友人。



あまりに精彩を欠き 走りにキレがない友人を見かねて
私が戻る決定を出しました。


無念じゃ・・・・・・

友人宅近所まで一緒に走り、
大きな通りの路肩に単車を停めて雑談


今日の走りや、単車の調子
そろそろタイヤ交換だ OIL交換だ・・・・

3月を侮ってはいけないね等々
昨日今日単車に乗り始めた訳でも無いのに、
なんとも間抜けな会話までして笑う。



再挑戦の約束をして別れる。

交差点で友人は右へ 私は直進。




   さて 次はいつになるかな。

今回、あまりに休憩が多くて
停めた単車しか写真が無かった

なはは。